2021年7月4日 / 最終更新日時 : 2021年7月4日 touzainozomu 詩歌漫遊 海の子は高き帆桁に跨がりぬ雲にまがひしいさな船かな 吉井勇 ◯『酒ほがひ』(1910)所収。「海の墓」より。「いさな」はクジラの古称。「いさな船」は作者の造語のようだが、捕鯨船のことだろう。吉井の父は海軍の軍人で、職を辞したあとは捕鯨会社につとめたこともあり、その影響がこの連作に […]