2021年7月17日 / 最終更新日時 : 2021年7月17日 touzainozomu 詩歌漫遊 小さき山羊飼ふ空想もいつからかしばし語りて先に妻が笑ふ 近藤芳美 ◯『静かなる意志』(1949)所収。どこか牧歌を匂わすようで微笑ましい一首。犬でも猫でもなくヤギであるところに、このうたの生命があり、同時に作者の人柄がかいま見える。ときおりじぶんの胸にひらめいたたのしい空想を、気がつけ […]