2021年6月6日 / 最終更新日時 : 2021年6月6日 touzainozomu 詩歌漫遊 迷ふべき方も今無し行くほどにすべて心の故郷となる 與謝野寛(鉄幹) 〇『老癡集』(1934年)より。鉄幹晩年の作。若くして名を挙げ、壮烈な歌風で若者を魅了したが、その生涯は不遇だった。周囲からは追いやられ、さらにとなりには晶子という大歌人がいて、その存在はうすまるばかりであった。しかし、 […]